1960 Marcel Boucher
パンジーイヤリング

detail: Marcel Boucherパンジーイヤリング

1960年代製。
ブーシュは1898年パリで生まれ、カルティエのデザイナーになる。
カルティエでの経験や技術が、
後に立ち上げる彼自身のブランドのクオリティの高さの基盤となったと言われています。

1922年、その類い稀なる才能を買われ、彼はニューヨークのカルティエに転勤となり移住。
その後カルティエを去り、1937年には自身のブランドを設立する。

1939年頃から、当時主流だったアールデコスタイルとはまた違った彼自身のデザインを確立し、
一気にブレイク。
ダイヤ等を使ったハイジュエリーを除くコスチュームジュエリーの世界では、
そのデザイン、技術共にトップと言われるようになる。


当時のフランス人デザイナーに多い、洗練と上品さを兼ね備えたデザイン。
存在感がありながらも、その個性は身につける方と共存する。
ブーシェのジュエリーには、他のデザイナーにはない強い個性があるのです。

こちらのパンジーのイヤリングは、ブーシェを代表する作品の一つ。
淡いパープルと、濃いパープルのグラデーションの美しさ…
そして、ブーシェらしい造形の美しさ…

同時代にパンジーをモチーフとしたジュエリーは、他のブランドでも制作されていましたが、
ここまで美しいジュエリーは他にないと思います。

ブーシェの作品には、品と圧倒的な美しさがあり、
買い付けの度にブーシェの作品に出会うことを楽しみにしています。
No E211
Size 直径2.4cm
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