1930
真鍮ボールチェーンネックレス

detail: 真鍮製ボールチェーンネックレス

1930年代製。
アールデコ期のジュエリー。
1925年、パリで開催された現代装飾・工業美術国際展の通称だったアールデコ博が由来。
1920〜30年代にかけて、アールデコは大きなムーブメントとなりました。
自動車、鉄道等の交通手段の発達と共に、人々の生活スタイルも大きく変化します。
動きやすいシンプルな服が主流となり、ココシャネルに代表されるような女性の社会進出も進む。
こうした時代情勢に合わせて、ジュエリーもよりシンプルでモダンで、
コントラストの大きいデザイン、アールデコが生まれました。

時代が大きく変化したこの時期は、ジュエリーのデザインにも大きな変化があり、
ヴィクトリアンとはまた違った魅力があります。

アールデコ期のジュエリーは、
私にとって大好きな、大切な時代であり、名品がとても多いのです。
買い付けの度に、必ずアールデコジュエリーを買い付けします。

こちらのネックレスはシンプルなボールチェーンですが、
留め具の彫りのデザインがとても美しく、買い付けしました。
後ろ姿も美しく見えるように配慮された、職人の拘りを強く感じます。
この時代の名品を見分ける基準の一つが、私にとっては留め具の作りです。
渋い真鍮のカラーと、ハンドメイドによる留め具のコンビがアールデコらしい作品です。
No N155
Size 36cm(一番短いチェーン)
購入数
Soldout