detail: フランス製タツノオトシゴイヤリング
1930年代製。
アールデコ期にフランスで流行ったタツノオトシゴのモチーフのジュエリー。
この背景にはとても興味深い事実があります。
ジャン・パンルヴェ(1902〜1989年)は、フランスの映画監督であり、水中生物専門の生物学者。
ダリやスキャパレリのように、彼もまたシュールレアリズムに魅せられ、作品作りをした一人です。
彼の最高傑作と言われているのが、タツノオトシゴにフュチャーした映画。
タツノオトシゴがどんな風に泳ぐのか、そもそもどんなに素晴らしい生物なのかに迫った作品でした。
水中カメラのなかった当時、ガラスのケースを製作し、
そこにカメラを入れ撮影されたという逸話も残っています。
彼の映画の影響で一大ブームとなったタツノオトシゴは
ネックレス、ドレスクリップ、イヤリング、ブレスレットなど、ジュエリーのモチーフとなり、
人気になりました。
そんな背景があり、
この時代のフランスジュエリーを象徴するジュエリーの一つがタツノオトシゴなのです。
こちらは当時のイヤリングです。
アールデコであるモダンで、左右対称なデザインにタツノオトシゴが愛らしく付いています。
きっとそんなに多くの方が知らないであろう歴史的事実と共に、
身につけて頂くジュエリーは、
とてもロマンチックです。
ご購入前に
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