detail: ジョージアンクロス
1820~30年代
ジョージアン製
メルティングポットがアンティークジュエリーでお渡しさせて頂く主な時代は、
ヴィクトリア時代製(1837〜1901年)のものでした。
その理由は、
ヴィクトリア女王の政治が安定していたこと、産業革命後に裕福な富裕層が増えたことにより、
王族や貴族などの限られた人しか、ジュエリーを身につけられなかったジョージアン時代に比べ、
ヴィクトリア時代はジュエリーを身につける人が増え、制作数が増えました。
ジョージアンもヴィクトリアンジュエリーも、上質なものを買い付けすることは、
簡単ではないことは確かですが、
絶対数の少ないジョージアンのジュエリーは、より難しいのが事実です。
しかし、アンティークジュエリーを突き詰める上で、
ジョージアン製のジュエリーもまた、私には興味深く、美しいものが多いので、
今回から、ジョージアン製のジュエリーもご紹介させて頂きます。
こちらは、ブローチをリメイクし、ペンダントトップにしたクロス。
(リメイクされたのは、100年以上前です)
全体はシルバー製で、ループの部分はゴールド製。
何よりも、美しいガラスが特徴的です。
これはアンティークのガラス、ダイヤモンドに共通して言えることですが、
ガラスカットが柔らかく、優しい光り方をします。
身につけた時に、ギラギラとした光り方をしないので、
どんなファッションにも自然に馴染むのです。
アンティークのこの特徴的なガラスカットはペーストと呼ばれ、
アンティークジュエリーの大きな魅力の一つになっています。
アンティークガラスの中でも時代によっても、光り方は違いますが、
特にこちらのジョージアン製のペーストの美しさは格別です。
ご購入前に
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