1960 Hattie Carnegie
レッドグリーンイヤリング

detail: Hattie Carnegie レッドグリーンイヤリング

1960年代
1886年にオーストリア生まれのデザイナー、ハッティ•カーネギー。
アメリカに移住し、1913年にニューヨークに洋服と帽子店を開き、成功を収め、
その後、全米にチェーン展開し、更なる成功を収めました。

フレンチ•クチュールをアメリカ風にアレンジしたスタイルは、
アメリカのファッション界に大きな影響を与え、
その影響はニューヨークからハリウッドへも。

ジュエリーを手がけるようになったのは1918年のことで、
J•クロフォードをはじめとする多くのアカデミー女優が彼女のジュエリーの虜となりました。

花、フルーツモチーフから、オリエンタルスタイルまで彼女のジュエリースタイルは多岐に渡り、
すべてがオリジナリティに溢れていました。
大きな特徴の一つが、様々な素材をミックスして、
あえて「いかにもフェイクジュエリーである」ことを強調したこと。
そこに彼女のクリエイションの遊び心がつまっているのです。


コスチュームジュエリー(ダイヤモンドやゴールドを使わないジュエリー)が人気になったのは、
理由があります。

高価な素材である、貴石を使ったハイジュエリーでは大きな作品を作ることが簡単ではないこと。
ガラスならば、デザイナーが制限なく、
大きな作品や好きなカラーのジュエリーを自由にデザインができる。
そして、ハイジュエリーよりも、ずっと気軽に様々なジュエリーを楽しむことができる。

デザイナーたちは、ガラスであっても、、、
ハイジュエリーを制作するようなクオリティで、デザインで、
ハイジュエリーに負けないジュエリーを作るという、
強い信念がありました。

第二次世界大戦後、その文化は特に強くなり、
ハイジュエリーを模した、最高ランクのクリスタルガラスを使ったジュエリーが制作されます。

こちらのイヤリングも、
最高ランクのガラスを使い、丁寧に制作されたもの。
彼女らしい大胆なデザインと、美しさはハイジュエリーにも劣りません。
デザイン、カラーリングも、モードを感じさせます。

カラーガラスを使ったヴィンテージジュエリーは、
数多く制作され、今でも多く手にすることができますが、
ここまでのランクのものはとても希少です。

ご購入前にこちらをご覧ください。
No E520
Size 2.4×2.8cm
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