detail: Hattie Carnegie セミブローチ
1940年代
1886年にオーストリア生まれのデザイナー、ハッティ•カーネギー。
アメリカに移住し、1913年にニューヨークに洋服と帽子店を開き、成功を収め、
その後、全米にチェーン展開し、更なる成功を収めました。
フレンチ•クチュールをアメリカ風にアレンジしたスタイルは、
アメリカのファッション界に大きな影響を与え、
その影響はニューヨークからハリウッドへも。
ジュエリーを手がけるようになったのは1918年のことで、
J•クロフォードをはじめとする多くのアカデミー女優が彼女のジュエリーの虜となりました。
花、フルーツモチーフから、オリエンタルスタイルまで彼女のジュエリースタイルは多岐に渡り、
すべてがオリジナリティに溢れていました。
大きな特徴の一つが、様々な素材をミックスして、
あえて「いかにもフェイクジュエリーである」ことを強調したこと。
そこに彼女のクリエイションの遊び心がつまっているのです。
1800年代から虫をモチーフにしたジュエリーが人気となり、
定番となります。
こちらは彼女が彼女らしく、虫のジュエリーを解釈し、モダンにアレンジしたもの。
アンティークのものと比べると、
全体的にフォルムが丸く、ポップなイメージになっています。
また、最大の特徴は羽の根元に小さなバネを入れて、
羽が少し揺れるようなデザインになっていることです。
身に着ける人を、また身に付けた人を見る人をも楽しませる
彼女のジュエリーへの拘り、オリジナリティが表現されたブローチ。
ジュエリー本にも、掲載されている彼女のジュエリーの中でも、
有名なブローチの一つです。
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