1970 Trifari
リーフレディバグブローチ

DOVER STREET MARKET GINZA様3階でお取り扱いして頂いております。
detail: Trifari リーフレディバグブローチ

1960~70年代
コスチュームジュエリーのブランドとして、最も大きな成功を収めたのがトリファリ。
金工細工の家系に生まれたスターヴォ・トリファリが、
1904年にイタリアのナポリからニューヨークに移民として渡り、
ジュエリービジネスを展開し始めたのがトリファリのはじまり。

スターヴォ・トリファリの巧みなデザインをベースに、
1910~20年代にかけて、トリファリ社に営業、経営のスペシャリストが加わったことにより、
一気に会社は大きくなっていく。
1930年代には、ブロードウェイのミュージカルでトリファリのジュエリーが使われるようになり、
ハリウッドスターにも愛用される。

また、トリファリの転機と言われるのが、
カルティエやヴァンクリーフ&アーペルのデザイナーだったアルフレッド・フィリップが
トリファリ社のデザイナーになったこと。

ハイジュエリーのデザイナーだったアルフレッドの加入により、
イマジネーション溢れるデザインに、
コスチュームジュエリーはハイジュエリーにも劣らない!という価値観を定着させるため、
高い技術によるストーンセッティングのコスチュームジュエリーを制作し、トリファリ社の代名詞となる。
フィリップの指揮下で制作されたジュエリーは、現在、高いレア度を誇っています。

1968年に引退するまで、フィリップの功績は計り知れません。
経営戦略にも長けたトリファリ社は価格帯を広く設定し、大規模な広告で知名度を上げ、
1953年には大統領夫人がトリファリのジュエリーをオーダーするまでになる。

こちらは、黒い葉に小さな赤いてんとう虫がとまった愛らしくも、クールなブローチ。
葉や果物に虫がとまったデザインはトリファリだけでなく、
他のブランドのブローチでも見られますが、甘い印象のものばかりです。
葉を黒にして、ゴールドでコントラストをつけるデザインはクールなデザインを得意とした
トリファリらしいです。
こちらのシリーズは、他のカラーリングでも展開があったようですが、
個人的にはこちらがベストです。

ご購入前にこちらをご覧ください。
No B509
Size 5.2×7.2cm