1960 Trifari
ターコイズリーフイヤリング

detail: Trifari ターコイズリーフイヤリング

1960年代
コスチュームジュエリーのブランドとして、最も大きな成功を収めたのがトリファリ。
金工細工の家系に生まれたスターヴォ・トリファリが、
1904年にイタリアのナポリからニューヨークに移民として渡り、
ジュエリービジネスを展開し始めたのがトリファリのはじまり。

スターヴォ・トリファリの巧みなデザインをベースに、
1910~20年代にかけて、トリファリ社に営業、経営のスペシャリストが加わったことにより、
一気に会社は大きくなっていく。
1930年代には、ブロードウェイのミュージカルでトリファリのジュエリーが使われるようになり、
ハリウッドスターにも愛用される。

また、トリファリの転機と言われるのが、
カルティエやヴァンクリーフ&アーペルのデザイナーだったアルフレッド・フィリップが
トリファリ社のデザイナーになったこと。

ハイジュエリーのデザイナーだったアルフレッドの加入により、
イマジネーション溢れるデザインに、
コスチュームジュエリーはハイジュエリーにも劣らない!という価値観を定着させるため、
高い技術によるストーンセッティングのコスチュームジュエリーを制作し、トリファリ社の代名詞となる。
フィリップの指揮下で制作されたジュエリーは、現在、高いレア度を誇っています。

1968年に引退するまで、フィリップの功績は計り知れません。
経営戦略にも長けたトリファリ社は価格帯を広く設定し、大規模な広告で知名度を上げ、
1953年には大統領夫人がトリファリのジュエリーをオーダーするまでになる。

トリファリは大きなジュエリーブランドであるからこそ、
生産数も多く、ジュエリーのクオリティ、レア度も、他のブランドよりも幅広いのが特徴です。
トリファリを扱う時は、とても気にいったものだけになります。

こちらはトリファリが得意とした、美しいゴールドカラーのメッキの葉のモチーフに、
ターコイズカラーのビーズがコンビネーションされたイヤリング。
ターコイズカラーのビーズの配置は、より立体的に見えるように完璧なバランスで付けられています。
手にとって美しく、身につけて、さらに美しいイヤリングです。

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No E602
Size 1.9×2.4cm
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