1930 ベークライト
カエルドレスクリップ

detail: ベークライト カエルドレスクリップ

1930年代
ドレスクリップとはクリップ式のブローチのこと。
あるフランス人ジュエリーデザイナーが、女性が木製の洗濯挟みで袖を留めているのを見て、
クリップ式のブローチを思いついたのがはじまり。
1920年代にカルティエが特許をとると、世界中で大人気となりました。
アールデコの時期とドレスクリップの流行の時期は重なっていることから、
アールデコ様式のデザインのドレスクリップがたくさん作られました。
このブームは1950年代には終わりを迎え、それ以後作られることはなくなってしまいました。

クリップ式のブローチの利点は、
お洋服に穴を開けることなく、使って頂けることです。
また、ストール、ジャケットのポケット、ニットの襟周り、カーディガンの左右など、
ご自由に様々な組み合わせで使って頂けます。

ベークライトとは、、、
1907年にアメリカの化学者レオ・ヘンドリック・ベークランドが発明した合成樹脂のこと。
天然素材を原料とするそれまでのプラスチックから大幅に進歩した、世界初の合成樹脂。

1920年代にはスイッチやラジオの外箱、車の部品として、
1930年代からはアクセサリーが制作されるようになりました。
ベークライトのジュエリーは味のある独特の質感、色で、
また、ヴィンテージジュエリーの歴史を語る上で、必ずジュエリー本には掲載されているシリーズとして、
有名です。

ベークライトの持つ雰囲気と、当時のデザインがマッチし、
とても愛らしいジュエリーとなっていることもあり、ベークライト専門のコレクターがいるほどです。

こちらは愛らしいカエルのモチーフですが、デザインが洗練されており、
色がシックでチープさはありません。
遊び心溢れる、大人のためのブローチです。

ご購入前にこちらをご覧ください。
No B327
Size 3.2×4.4cm
Price
50,000円(税込55,000円)