1880
カットスティールインセクトブローチ

detail: カットスティールインセクトブローチ

1880年代
現在でも、多くのデザイナー、ブランドによって、制作されている動物や虫のジュエリー。
起源はアンティークジュエリーです。
ヴィクトリア時代からジュエリーのモチーフにされており、
当時、とても人気がありました。

こちらは、虫のブローチ。
キラキラ輝くパーツは、カットスティールです。
〈カットスティールとは…〉
その名の通り鉄をカットしたもの。
18世紀中期からイギリスで製作されたのがはじまりで、
ダイヤモンドの代用品として生まれました。
職人による手作業で鉄をビーズ大に小さくカットし、
研磨して作られていたため、鉄とは思えないほどにキラキラ輝いています。
19世紀後半には製作がストップしていまい、アンティークの世界では高く評価されているものの一つです。

カットスティールだけで制作されているブローチ、ピアス、ネックレスなどは、
見かけますが、このように一部の装飾にカットスティールが使われているものは、
多くはありません。
目や体の一部にカットスティールが使われていて、職人のセンスを感じます。

深くシックな赤のガラスと、カットスティールのコンビネーションが、
最高に美しく、とてもヴィクトリアン らしいブローチです。

ご購入前にこちらをご覧ください。
No B330
Size 4.5cm