detail: アンティーク、ジョージウエストのシルバーイヤリング。

1880年代頃、ヴィクトリアン時代のもの。
ジョージウエストは、イギリスのシルバーカフスブランド。
独創性に溢れた美しいデザインと細工が特徴のブランドです。カフスとして使いやすく機能するように考え抜かれており、角は丸く柔らかいシェイプです。
こちらは丸い形をしたタイプですが、他にも三日月型も制作されていたようです。カフスの状態によっては、今でも当時のまま使えるものもあり、品質の高いブランドであることから、一部のアンティークコレクターに知られているのです。

私が知る限りなのですが、ジョージウエストがイヤリングを作っていたということは聞いたことがありません。
こちらはカフスだったものをリメイクし、イヤリングに作り替えたものだと思われます。
イヤリングのパーツ部分もアンティークのものだと思われますので、１００年以上前にリメイクされ、現在まで残っていたことになります。

きっと、これからも長く長く愛用していただけます。繊細で美しく、洗練されたシルバー彫金が施されており、当時の職人さんの技術の高さを感じたのが買い付けた理由です。
マルタンマルジェラやコムデギャルソンのシンプルなモードスタイルにとても合いそうです。