detail: TRIFARI アザミイヤリング
1955~60年代
コスチュームジュエリーのブランドとして、最も大きな成功を収めたのがトリファリ。
金工細工の家系に生まれたスターヴォ・トリファリが、
1904年にイタリアのナポリからニューヨークに移民として渡り、
ジュエリービジネスを展開し始めたのがトリファリのはじまり。
スターヴォ・トリファリの巧みなデザインをベースに、
1910~20年代にかけて、トリファリ社に営業、経営のスペシャリストが加わったことにより、
一気に会社は大きくなっていく。
1930年代には、ブロードウェイのミュージカルでトリファリのジュエリーが使われるようになり、
ハリウッドスターにも愛用される。
また、トリファリの転機と言われるのが、
カルティエやヴァンクリーフ&アーペルのデザイナーだったアルフレッド・フィリップが
トリファリ社のデザイナーになったこと。
ハイジュエリーのデザイナーだったアルフレッドの加入により、
イマジネーション溢れるデザインに、
コスチュームジュエリーはハイジュエリーにも劣らない!という価値観を定着させるため、
高い技術によるストーンセッティングのコスチュームジュエリーを制作し、
トリファリ社の代名詞となる。
フィリップの指揮下で制作されたジュエリーは、現在、高いレア度を誇っています。
1968年に引退するまで、フィリップの功績は計り知れません。
経営戦略にも長けたトリファリ社は価格帯を広く設定し、大規模な広告で知名度を上げ、
1953年には大統領夫人がトリファリのジュエリーをオーダーするまでになる。
こちらはクラウントリファリと言われる時代のアザミの花のイヤリング。
アザミはキク科の花で、スコットランドの国花でもあります。
秋の野山に咲く、日本人にも馴染み深いアザミの花が
Trifariのジュエリーになると、
かわいらしさの中にも、クールさも感じます。
アザミの花言葉は「独立」「報復」「厳格」「触れないで」
アザミの英語の花言葉は
「independence(独立)」「nobility of character(人格の高潔さ)」
「austerity(厳格)」「misanthropy(人間嫌い)」
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